動画編集でアテレコ・アフレコしたいけどセミの声がめっちゃ入って邪魔!!(# ゚Д゚)という場合って夏場「かなりの確率」であると思います。
今回はパワーディレクターを使用しますがイコライザーが使えればどれでもある程度軽減できます。
専用ソフトで波長調整できるタイプのソフトだと良いのですがあくまで一般的なものの場合です。
そのまま臨場感として撮っておく夏の風景動画とかだとセミの鳴き声も様になるので良いですが、正直夏場は家の中まで響いてきますよね。
マイクの感度を下げて対応するといつもと違うボリュームでしゃべったり、編集時に煩わしかったり、指向性マイクでも限界があります。
撮影時のコツ
記録時の注意方法等ユーチューバーのような画面に向かってしゃべる場合は「モノクロ指向性マイク」を使用してるとステレオマイクよりも抑えれますがそれでも限界があり試行錯誤と思います。
あとは一番効果があるのがマイクによっては、ズームレンズの場合はズームすると音の指向性が狭まりアップした所の音だけを拾うのでかなり周りの雑音が抑えれます。効果は抜群ですがユーチューバーの場合は向いてませんよね自分含めてより広角で撮りたいはずですので。
風景とかだと川のせせらぎまで拾えるステレオがおすすめですが基本的にはモノクロマイクの方がが目的物を聞き取りやすくおすすめです。
BGMでごまかしたりオートノイズ除去機能でだいぶ削除できてもまだ残ってる場合など大変です。
まずはどの音を除去したいか明確にすることが必要です。
邪魔な音を除去するのに一番大事な事
それは「除去したい音の周波数」を知る事です。
今回はセミの音に絞ってすすめていきます。
除去したい音の周波数を知ることが一番大事
まず周波数とは?
周波数とは、工学、特に電気工学・電波工学や音響工学などにおいて、電気振動(電磁波や振動電流)などの現象が、単位時間(ヘルツの場合は1秒)当たりに繰り返される回数のことである。
引用元:Wikipedia
人間の聞こえる音の周波数範囲は 20 Hz〜20 kHzと言われてますのでこれの範囲外は無視で問題ありません。
歳をとると高音域が聞こえなくなるのは有名で蚊のモスキート音など若い人にはガッツリ聞こえるけど年齢を超えていくと聞こえなくなっていくというあれです。
私はまだ全部聞こえました( ̄▽ ̄;)
引用:株式会社 小野測器
様々な音の周波数|【単位に注意】
一般の人が測定器を買ってまで調べる事は普通しないと思いますので調べて分かったの音の周波数は以下。
「周波数が低い程低音、高い程高音」
- 人間の会話:250Hz~4kHz
- セミ:2kHz~8kHz
- スズムシ:3.9kHz~4.5kHz
- 小鳥:2kHz~10kHz
- コオロギ:5kHz~20kHz
- 犬:500Hz~1.8kHz
- 車:25Hz~500Hz
- ピアノ:50Hz~4kHz
今回はセミに特化して動画編集ソフトで除去してみたいと思います。
セミの鳴き声の除去方法|パワーディレクター
私は動画編集ソフトはパワーディレクターを使用してます。
アフレコ・アテレコ音声入力の人の場合は満足いく結果になると思いますが、カメラ内でしゃべるユーチューバーの人は自分の声質によって声が変化する可能性が高いのは否めません。
セミの鳴き声の動画を「右クリック」➡音「声の編集」➡「オーディオエディター」。
「イコライザー」をクリック。
セミの鳴き声周波数である「2k~8k」をダウンする(※一番下で-20%なので~5回繰り返す)。
メモ
残しておきたい音の周波数がセミの鳴き声の周波数と一致してる場合消えてしまいます。
声を映像に入れてる場合、高音の部分に音のゆがみが出る事も有ります。(音声後入れのアフレコの人は関係無し)
「セミ声が無くなってくると」音を最大にすると「サ~」という音が強くなる感じがします。
最大で聞くことはありませんので良いのですが、ここで一般ノイズ除去機能を使用すると。
「補正/強調」➡「音声ノイズ」➡「静止ノイズ」
さらに良くなりました。
映像に入れる音声がアフレコ予定の場合、効果は抜群です。
既に音声を入れてる映像の場合、もう少し試行錯誤が必要ではあると思います。
※完璧を追求するなら音声周波数を分けるソフトが必要。
一応最近は慣れてきて周波数2~8Kを半分くらいにするだけでもある程度自然さを残しながら出来るなと感じました。
セミの鳴き声だけを除去してみました|比較動画編
今回の設定での違いを比較してみました。
音量は大きめに調節してみて下さい。金属音にやはり違和感はでますがセミの鳴き声よりは聞くに堪えるまでにはなりました。
これにBGMやアテレコ音声などが入るのでかなり綺麗にはできました。
実際のアップ動画
ちなみにですが上記編集をして実際に上げた動画がこちらです。
アテレコなので私は「セミの鳴き声」は全く気にならない音声ノイズクオリティまで除去出来てる気がします。
(14分辺りからが上記説明比較動画で使用した場面です。)
※むしろもっとこうしたら良いとというのがあれば是非教えて頂けたら嬉しいですm_m
