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今日はガスシリンダー式のオットマンの解体作業です。
とりあえず椅子と思って大丈夫です。
使用する工具はグラインダーですが、今回はダブルカッターも使用して見比べてみます。
ガスには窒素が使われてますので不燃性であり安全ですがかなり高圧です。
ですので危険に変わりはありませんので必ずガス抜きが必要です。
解体注意点:グラインダーとダブルカッターの相違点
グラインダー側が切断砥石の場合は、どちらも「切る」事が目的で同じですが特徴が異なります。
座面
解体では全てにおいて共通ですが素材の確認が必須です。
これで使用する工具を選択していきますが、グラインダーの場合はしっかり素材だしが必須ですが、ダブルカッターの場合はある程度省略できます。
理由はダブルカッターはオールラウンドチップソー(又は金属用)ですので、木・革・金属関わらず全て切断可能ですので確認せずとも全て切断対象チップだからです。
正回転+逆回転の2枚ですのでキックバックもまずありませんので、上記のように確認せずとも一気に革の上から切断可能です。(※もちろん注意は必要)
木は丸ノコ系チップソーですので今回はダブルカッターです。
脚部分
足部分は素材が見えてますので、グラインダーでもダブルカッターでもどちらでも使いやすい方でOKです。
グラインダーの特徴は火花が出るところですので使用場所・場面・対象物・向きなど注意が必要です。
ダブルカッターの場合チップソーですので、火花は全くでないわけではありませんが比較すると一目瞭然です。
以下切断中の写真です。
ガスシリンダー
この部分にガスがありますので解体の場合はドリルでガス抜きが相場です。
中は窒素なので窒素単体では引火はしませんが高圧で危険だからです。
(※窒素は空気中にも存在する不燃性ガスです)
ちょっと分かりにくいですが一気に噴き出してます。
一回抜けましたがまだ貫通しておらず、奥がある事が判ります。
2つの筒があるので更に奥までドリルを入れます。さらに強く噴き出します。
手でスコスコ伸び縮みできればガス抜きもOKです。
グラインダーとダブルカッターの見解
今回は使用用途が同じためこの範囲ではダブルカッターの方が良いじゃん♪と思かもしれませんがそうでも無いんです。
個人的感想は以下の通りです。
個人的感想
参考:(私見です)
- グラインダー:必須!
ランニングコストが安く、砥石種類を変更する事で繊細な事も可能です。
解体では良さが出てませんが当然削りも得意ですのでバリ取りから微調整削りから切断まで、金属に対してはオールマイティです。
※あとは砥石粉+素材粉が大量にでます。 - ダブルカッター:あると便利!
1枚物チップソーのような綺麗な切り口求めると厳しいですがその分正転+逆転チップソーなのでキックバックが無くとにかく安全です。
製作系などで使用する場面は少ないですが解体系にはもってこいの工具です。
※あとは基本素材の削りカスしかでません。
ガスシリンダー式チェアー解体で使用した部品・工具等
部品類:
今回は修理やガス注入ではないため無し。
工具類:
●ディスクグラインダー|無段変速・電子制御・ブラシレス
これ私が使用してるタイプでブラシレスの電子グラインダーです。
※こちらに詳細記事を書いてますので見てみて下さい。>>電子ディスクグラインダーについて
ぶつ切りにはもってこいですがグラインダーの最大弱点は「火花が出る事」ですので、重々考慮しながら使用する必要が有ります。
●ダブルカッター|W-90(外形90mm)
一応こちらでも紹介してます。>>こちらで確認!
●ダブルカッター用替え刃|W-90(外形90mm)用
替え刃に関しては2つ同時交換しないと危険ですのでご注意下さい。
※長期保管する時は刃にドリル用オイル塗るか、ロウ塗りをしておきましょう。
ガスシリンダー式チェアー解体作業動画
今回の作業動画です。