neewerのジンバルが低価格で精度も悪い事もなく凄く良いので唯一不満の固いグリスを柔らかいベアリング用モリブデングリスに交換してあげました。
この商品は価格がとんでもなく安価なのに精度が良いとレビュー評価も抜群に良いです。
ただし唯一使用されてるグリスが望遠レンズ等向きにかなり固いグリスなので冬や寒冷地では動きが付いてこないというレビューだけが多数。
海外サイトでもグリス交換で抜群に良くなったという口コミもかなり多くありましたので早速私もグリスを交換しました。
ジンバルのパン(左右)・チルト(上下)のグリスの考え方について
もちろん人それぞれの使い方があるのは当たり前の話ですがその前提です。
チルト(上下)について
基本的にチルトは普段使用するカメラの重量に合わせてグリス合わせをするのが理想です。
例えば望遠用のジンバルにGoproやデジカメなど置いてももともとその想定のグリスを入れられてないので動きが固く、よほど良いベアリングを使用してない限り動きがついてきにくいです。
手の力で回すパンと違い、カメラの重みと重力のみで滑らかに動かすのがチルトだからです。
まさにグリスが非常に重要という事になりますよね。
なので超望遠を多用する場合は固めのグリスでないとブランコのようになってしまいスムーズすぎて自然な滑らかさを失います。
逆に、軽い一眼単焦点レンズのみなど軽い場合はグリスが固いとカメラ重要が軽いため一テンポ遅れすぎてカメラが付いてくるのでグリスが大事になってきます。
パン(左右)について
パンに関しては固めがおすすめです。
理由は、基本的に左右は微調整が多く大きく動かす場合でも望遠がほとんどですので遥上空の星や飛行機、運動会での子供のかけっこなどですので軽すぎてスイスイ動くと対象物を通り越していきすぎたりしやすくなります。
それなら別にジンバルでなくても自由雲台で良くない?となりますので固めのグリスがおすすめです。
もう一つはチルトと異なり手の力で動かしますので何とでもなるというのも大きな要因です。
Neewerの三脚用重量ジンバルグリスの交換方法
チルト側の六角穴付きボルトを外してあげます。
※超固かったのでやむを得ずインパクトを使用しましたが、基本使ってはダメで手工具で。
パーツクリーナーorシリコンオフで元のグリスをしっかり落とす。
ウェスorキッチンペーパー等でしっかりふき取る。
※ティッシュ使うとこびりついてしんどいことになります。
スムーズさの命であるベアリングです。安価タイプですが必要充分ですのでグリスをたっぷり。
元のウレアグリスが固いので、バイクベアリング用でも使用するモリブデングリスを使用。
ベアリング(裏表)・支点棒・支点穴全てへグリスをたっぷり塗ってあげます。
元通りに組み立てて、最後にはみ出たグリスを拭き取って完了です。
かなり良い感じにくいっくいっと滑らかに動くようになりました。
注意ポイント
カメラ側の重量がリグなどで1.5kg辺りを超える人はグリスは固めの方がジンバルとしての機能を発揮しますので自分のカメラの重量に注意して下さい。
あくまでヌルッと動かないとジンバルとしての機能が発揮できないはずです。
使用したグリス
●モリブデングリス
通常のグリスよりも塗膜性は劣る代わりに熱・回転に強い柔らかい業務用品などで多用されるグリスです。
閉じ込められたシール内ではとても強いグリス性能ですが、若干通常のウレアグリスより雨などに弱いです。
Neewerの三脚用重量ジンバルグリスの交換作業動画
今回の作業動画です。