雑記

映画「エミリーローズ」を見た:「医学」vs「悪魔祓い」実例話の法廷裁判サスペンス

2019年3月12日

20日間ぶっつづけの仕事が続いたので疲れ果ててますが、今日は映画「エミリーローズ」を観ました。

ひろぱぱの好きなホラーサスペンスと聞いていたのですがちょっと違う感じでしたが、めちゃくちゃのめり込みました。

実際にあった裁判の話ですが、日本人の私からすると最後は意外な結末になりました。

内容は面白いように脚色してますが、結果結末は脚色せずに実際にあったのと同じようです。

これは面白かった。

そして考えさせられました。

映画は悪魔祓い信仰の多い欧州でドイツの話ですが、アメリカにての映画となります。

無信仰者には答えは一つですが、信仰と統合失調病の半々の観点が無いといけないし、世の中には当事者がいるので好き勝手な感想までは書けませんが。。。

構図としては裁判での「西洋医学の精神障害 vs 信仰世界の悪魔祓い」ですが、冷静な信仰ない人・まして他国日本人から見ると「親の監督不行き届き」であるのはMIHOシネマさんにも書かれています。

 

映画「エミリー・ローズ」のあらすじ

引用:MIHOシネマ様
エミリーローズのあらすじ>>

ひろしぱぱ用に簡易版となってます。

エミリー・ローズという敬謙なクリスチャンの少女が、悪魔祓いの後に命を落とした。

悪魔祓いを担当したムーア神父は起訴され、無宗教者の女性弁護士エリンが教会から雇われる。
検察側には、キリスト教徒でやり手のトマスがつく。
教会が嫌がる中、悪魔祓い裁判が始まる。

エミリーは大学の寮で悪魔に憑かれたという。
脳の病気や精神疾患の疑いがあり、検査入院と投薬治療を行ったが、状態は悪化する一方。
ボーイフレンドのジェイソンの付き添いで実家に戻り、親交のあるムーア神父に連絡をして悪魔祓いが決められた。

神父の助言で薬を止めたのが死因と主張する検察に対し、エリンは”悪魔憑きを立証させる”事にする。
そして、悪魔祓いに同席していた精神科医カートライトが名乗り出て状況は一変するかに思われたが、カートライトは事故死してしまう。
彼から悪魔祓いを録音したテープを預かったエリンは、法廷でそれを流す。

10月31日、ハロウィンの夜に始まった悪魔祓いの内容は、2重に聞こえる声で知らないはずの外国語を話すエミリー、そして6体の悪魔が憑いているという内容だった。
エミリーはラテン語などを学んでおり、2重に聞こえる声についても説明がつくものだった。
しかし、エミリーはムーア神父に宛てた手紙で、夢で聖母マリアに会い、自分の経験を通して悪魔の存在を知らせたいと決めた、と残していた。

手紙が公開された後裁判は終わり、容疑者ムーア神父は過失致死罪で有罪になるが、服役の必要は無しという判決になった。
その後、エミリーの墓には参列者が絶えないという。

 

 

映画「エミリー・ローズ」を見た感想

そっちょくに宗教および信仰の力は凄すぎる。

日本の裁判では科学的事実を証拠としないといけないはずですが、それがまかり通った裁判。

親としては悪魔祓いにすがるしかないような状態までなったのかもしれません。

ただもしかしたら虐待痕があったかないとか家庭内状況がいまいち不透明でしたので複雑なものです。

筋肉が硬直する統合失調症の重度の方に現れる症状。これは悪魔の仕業か。

親としてこれを、悪魔祓いに託したのです。

そして悪魔祓い後に死亡。

この争いです。

 

裁判として:西洋医学の精神障害vs信仰世界の悪魔祓い

  • 科学的医学からすると「薬」を飲めば長期的に治る病気
  • 悪魔祓いからすると「薬」が治療(悪魔除け)を妨げている。

いや~信仰ない人からすると答えは一つですが、これがキリスト教からすると半々までなるというです(※この判例の話)。

実際に薬を途中で辞めたらしいです。

ちょっと聞こえが信仰に悪く聞こえるかもしれませんがそうは言ってません。

弁護側も、悪魔祓い最中に医者を呼んでいたり録音していたり証拠があったことが判決に繋がってるはずです。

エミリーの声が同時に2種類聞こえるなど実際に証明できるそうですが、難しい。

立ち会った医者が裁判中に事故で死ぬという、ここに注目が全然いってないのが超気になりました。

言葉で書くと非常に難しい構図をあえて取っている映画です。

例えば、悪魔祓いムーア牧師側についた弁護士は無宗教、信仰否定で戦う検察側はキリスト教、立ち会った医者は昔に信仰者、陪審員と裁判官は宗教者かどうか不明。

この構図が尚更映画を複雑に面白く、考えさせられるようにします。

 

もう一つの面白くしてる脳内作用に実際にあった裁判の話です。

まさにこれに尽きると思います。

無信仰の人だからこそ面白い映画かもしれませんね。

評価がかなり高い映画ですが納得、本当のめり込みました。

大好きMIHOシネマさんの評価がいまいちでしたが確かに突っ込みどころがある映画ではあるので^^;

ただ調べるとやはり実際の判決自体は、容疑者ムーア神父は過失致死罪で有罪になるが、服役の必要は無し。

罪はあるけど判決のその日からいつも通りの自由の身です。

 

ひろぱぱ的にはヒット!是非見てみて下さい★

にしてもこの女優の迫真の演技は相当凄いですよ。

 

いや久々のめり込みまくりました★実は映画館で見た15年弱前の当時は寝ちゃったというのは内緒です。(笑)

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