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DIYやバイクの整備用に防塵マスクを購入しました。
5年くらい前にかなりの人気を誇ったスリーエム社の3000番代です。
主流が円体系のなか、ガンダムのような横型マスクです。
マスク重量に関しても「96g」と同レベル帯の重松製作所などのマスクと比較しても「軽い」です。
ただDIYでここまでする人は意外にいませんよね。
大事ですよ喉・肺。
頻度にもよりますが、10年後以降にとんでもない違いや健康被害が出ると言われています。
次は国指定マスクの仕様区分と性能区分を見てみましょう。
粉塵種類による防塵マスクの区分
DIYレベルにおける最高区分は「R(L)2・R(S)2」となります。
(L)がオイルミスト・個体粉塵対応、(S)が個体粉塵のみの対応。
それ以上のグレードのRL3・RS3区分は、放射性能物質汚染ないの作業、ダイオキシン類などの作業になります。
正確には粉塵の種類や作業内容によって分けられています。
RL3・RS3:
- 放射能性物質がこぼれたときなどによる汚染のおそれがある区域内の作業、または緊急作業
- ダイオキシン類のばく露のおそれのある作業
RL2・RS2:
- 金属ヒュームが発生する場所における作業(溶接など)
- 管理濃度が1mg/m3以下の物質の粉じんなどを発散する場所の作業
上記以外の一般粉じん作業
- DS1、DL1(使い捨て)・DS2、DL2(使い捨て)・DS3、DL3(使い捨て)
- RS1、RL1(取替え式)・RS2、RL2(取替え式)・RS3、RL3(取替え式)
車両整備・バイク整備・倉庫掃除・一般清掃など
※DIY目安としての個人的見解は、重さを気にしないならなるべくは取り換え式を使用しましょうという事です。
※ポイントは溶接ヒューム・金属ヒュームがあるかどうかで区分グレードが変わりますが、商品価格はさほど変わりませんので、RS2およびRL2グレード以上を選択しておくようにしておけば安心という事が分かります。
3M取替え式防じんマスク3753と重松取替え式防じんマスクDR31C2を比較
メリットとデメリットは以下です。
- 取り換え式のメリット:
高性能フィルタの装着を安価に出来る事。 - 取り換え式のデメリット:
重たい・長時間では息苦しい。
比較するならこの2つが主流にはなります。
3M取替え式防じんマスク3753
- 国家検定の区分:RS2
- 重量:96g(平均実測値)
- 粒子捕集効率(%):95以上
- 吸気抵抗(Pa):80以下
- 排気抵抗(Pa):70以下
- 交換用フィルタ:200円程度(1つ)
重松 取替え式防じんマスク DR31C2
- 国家検定の区分:RL2
- 重量:150g(平均実測値)
- 粒子捕集効率【DOP】[%以上]:96
- 吸気抵抗 [Pa]:80以下
- 排気抵抗 [Pa]:65以下
- 交換用フィルタ:500円程度(1つ)
フィルタ性能区分は3MのRS2・重松のRL2との違いがあり、重松はオイルミストにも対応しており、一方3Mの3753は個体粒子のみです。
数字のみで見ると粒子補修高率が1%だけ重松の方が高いです。
フィルタ交換式という所からコストパフォーマンスもとても大切になってきますが、3Mフィルタが200円に対して重松製作所が500円と2.5倍のコストとなります。
3M取替え式防じんマスク3753の清掃方法
網上吸気から粉塵を集めます。
これはフィルタ固定具(ホルダー)であって実は取り換えできます。
ワンタッチでフィルタ交換可能です。
吸い込み口の形でしっかりガードしてくれてるのが判ります。
専用のフィルターを使用しますが、3Mの3753の人気は、専用フィルタが安価でコストパフォーマンスが良い事です。
さらには一般の100均なんかのPM2.5カットフィルタなんかもハサミで切ってしっかり密閉した状態で使用できることにも有ります。(外枠に合わせる)
しかも口に密着しないので完全にフィルターを活かした密閉状態の割に息がしやすいメリットもあります。(当然普通に使う方が隙間があるので息はさらにしやすいですがフィルタ機能が死んでます。)
※注)推奨してるわけではなく可能というだけです。
通常のマスクの類は必ず隙間がある(鼻針金あれども)ので性能の30%以下です。
安価使い捨てマスクで謳われてる花粉・PM2.5などウィルス99.9%カットは試験段階でマスクに筒を密着させて行っています。
フィルタケースの方も外して清掃可能です。
ひねって外します。
面体本体側には、軽量シリコン吸気弁と排気弁があります。
全て簡単に交換や清掃が可能なので衛生面での心配がありません。
フィルタ以外をばらした状態にすれば丸洗い可能です。
中性洗剤およびボディソープなどのゴムを侵さない研磨材の無い洗剤を使用します。
全てを自然乾燥で完了です。
常に清潔に保てます。
3M取替え式防じんマスク3753
現状は似た形で7000番代が出ました。
しかしこの軽量3000番代のホルダー魅力は尽きない部分もありますが、水滴の溜まりやすさが若干気になるので7000番代も試してみたい所です。
フィルタホルダーを吸収官に変更する事でガスマスクにもなります。
●粉じんマスク:スリーエム社防塵マスク3753
※産廃の人は勉強しますがアスベストなど病気症状が発生するのは蓄積された10~20年後です。
●ろ過材ホルダーのみ
追記:2019年6月6日
ちなみに上記一般的なPM2.5を99%カットなどの、いわゆる普通のマスクを作業使用すると夏は汗びっしょで息が出来なくなりますが、これを使うと吸い口と吐き口がことなるのでそれがありません。
ただの掃除程度の時では、高性能粉じんフィルターは正直もったいないのはもったいないですよね。
けど通常のマスクだと99%と謳っていながらフィルターはそうでも実使いでは50%以下。
そんな時に便利なスリーエムのこいつです。
しっかり吸着してるので、汚れの取れ具合ももちろん凄いですよ。
写真はブログ用にカットしてますがもちろんカットしなくても可能です。
こんな感じで3か所のツメがしっかり食い込めばOKです。
これがネジリ缶タイプのマスクだと出来ないのでひろぱぱはこれを使用してます。
普通マスクフィルターで使う場合の動画
基本的には一般的なマスクは自分にカットするというよりは、人にまき散らさない為です。
それを高性能マスクホルダーをすると、自分にも外からの粉じんをカット出来るようになります。