金属切断用に購入した高速切断機のFCC14STを試してみました。
回転数3800と遅めの、大型砥石用355mmの単管カットです。
流石にハンドグラインダーでは正確さにかけるのと、手がしびれてきて危険なので固定式を購入しました。
砥石径自体が355mmの大型なので、砥石厚幅も3mmと太くはなりますがこの大きさにしては細い方と言っても良いかもしれませんね。
切り口も綺麗なチップソーへの付け替えも”一応”可能ですが、その場合回転数が遅いので砥石を使用するようにしましょう。
もともと砥石用です。
消耗品なので、砥石だと800円・チップソーだと15000円といった所です。超高精度を求めなければ気兼ねなく使用出来るのが砥石の良い所ですね。
ホームセンターなどのカットサービスも砥石がほとんどです。
高速切断機FCC14STの使い方
単管でいうと2本一気に切断できる間口サイズですが、必ず一本づつカットしましょう。
一気にスライド設置できるクランプも使い易く、がっちり固定出来るのはかなり使い易いです。サイズによって一回一回キーコキーコクランプを回す必要がありませんので、増し締めのみで設置完了します。
まずは単管で試してみます。
単管を置きますが、水平を保つために2×4木材を横向きに2つ使用するとピッタリ一致するようになります。
当てを使用しない場合重心の重い方へ天秤でななめになるので危ないです。
火花は極力少なく下の溝へ入る設計ですが、これにより削りカスがこの溝へ溜まってはしまいます。
これはトレードオフで、この溝へ溜めるか後方へ火花と削りカスを派手にまき散らすかの違いなので後付けの火花ガードが無くてもここを掃除すれば大まかに綺麗になるメリットがあります。
鉄材を水平に置いて、スライドクランプを材料に当たるまで指で押し込む。
スライドロック。ガッチャンコする。
クランプ増し締め。
グリップスイッチオンして、砥石の左側に立って、ハンドルを降ろすだけ。
回転不足で金属に当ててしまうと通常跳ね上がりますが、FCC14STはスイッチを入れて砥石が回り出すと”連動して”ハンドルが重たくなる設計のでキックバックが無いです。
こやつの特徴は火花が溝に吸い込まれるのでかなり少ない火花です。
綺麗に切るコツは途中で止めずゆっくり下まで振り落とす。
ただただ押すだけです。
切り口はこんな感じで必要充分に綺麗でした。
焼き色はつきますが充分すぎるものです。
細径の13mm角スチールもカット。
ペラ系のアングルスチールもカット。
スチール・ステンレス系は当然得意ですね。そのための工具ですので。
高熱焼けがあるので砥石の苦手とするアルミ・塩ビ系はどうでしょう?ちょっと試してみます。
高速切断機でアルミと塩ビ管をカット
いちおう苦手とされるアルミと塩ビのカットですが、カットしたいアルミ材が無く塩ビが出来れば間違いなくアルミはカット出来るのでしてみました。
シャパーン。
時間かけるとスチール・ステンと違い溶けるので早めにシャパーンとカット。
バリはあるもののメタクソ綺麗やないかい。
これは良いね♪ 苦手と切れないは意味が全然違うのでここまで何でもカット出来ると買い妙味に尽きます。
さて新たな武器が仲間になりました★
TRADの高速切断機TCH-355Aと迷いましたが、なぜかレビュー評価の高いTRAD製。ホームセンターの定番です。
これOEMでめちゃくちゃ評判悪い高速切断機なので謎です。謎(笑)。謎ですよ(笑)。
誰が書いてるのでしょう。
謎。
ちなみにFCC14STで5mmと1cmの細切りなどもしてみました。
純正砥石の場合バリが多いですがしっかりと可能です。
HiKOKI(旧日立工機) 高速切断機 砥石径355mm FCC14ST
ひろぱぱ使用用途では、”切り口の綺麗で高速のチップソータイプ”or”費用対効果の高い砥石高速切断機”かで迷いましたが、DIYとしては元取りの早いこちらで正解でした^^
金属刃のチップソーのように刃を気遣わず消耗したら800円で交換というノーメンテでいけるのも気兼ねない魅力ではあります。
何気に使用される用途として粗大ごみの解体というのが笑えますが、凄く良く気持ちわかります^^
全てがゴミ袋に入るサイズに出来るので、DIYものづくりに限らずとにかく色々な場面で活躍してくれる事間違いなしです^^
●高速切断機
今回カットした高速切断機はこちら。
運よく1.6万で買えましたが1.3万でTRADなら1.6万でHikokiでしょう。シランケド★