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金属切断機の色々|チップソー・高速切断機・バンドソー・DIYレベルで欲しいものをまとめた

2019年4月2日

これ多分同じ悩みのかた居ますよね~??

一番簡単なのは「何を切り続けたいか」かが明確な場合だけです。

DIYレベルでは通常は考えればわかりますが、生業人以外、目的もの物を切ったそのあともずっと使うわけですので、将来も予想してなるべく応用の効くように費用対効果も考えて選択する必要があります。

こうなると一気に難しくなるんですよね。

金属切断機が欲しい。
なるべく大きく切れるものが良い、しかも切れ口は汚くても綺麗でも良いけど出来るなら綺麗な方が良い、交換刃は安い方が良い、商売では無いので費用対効果考えると高額品はダメ、どうせなら木材も切れる方が良い、チップソー内径の関係で国内企画サイズ刃が適用できるもの。
木材はそんなに切らないけどあれば良いよねたまに切るし。

などなどありますが、大きく見ると一台で安全にまかなうのは不可能です。

正直てっとり早いのが、「スライド丸鋸の刃をチップソー刃」に変える事で7割解決します。

大きい径は切れませんが、綺麗かつ刃次第で木材もOK。

しか~し、オールマイティなカットに対応してるのは安物しかありません。

国内大手はその汎用性に伴う危険性から、木材用スライド丸ノコで金属をカットできるものは作っていません。

※実際は出来ますが卓上スライド丸ノコで金属を切らないよう、安全カバーを樹脂製にしています。これにより溶けるので金属カットが出来ないという事になるのですが、これを無視すればもちろん切れます。(チップソーに限る)
切断砥石は火花の量が桁違いなので絶対だめです。

もちろん綺麗さと手間暇めんどくささを加味しなければ、時間かければハンドグラインダー一つでまかなえます。

グラインダーは工具として必須ですが、卓上でスパンスパンしかも綺麗に切るための工具としては絶対に卓上が必要になります。

これを見ていきます。

 

金属を切るための卓上工具

費用対効果で金額を削るとしたらここです。
基本的に金属でスライド式は禁物とされています。
なので生産側も、スライド丸ノコと金属切断機を分けています。
コツとしては最低ライン刃より左側に押さえがある物を選択します。

おおまかに2種類あり、根本は「削り切る」or「切る」

高速切断機(砥石)

こちらは「削り切る」。
305mmタイプ。

特徴メリットとして以下があります。
イメージとしてはただのグラインダーの固定大きい版です。

メリット

  • 砥石なので超大型でも消耗品が安い
  • 切断も出来るが、加工もできる
  • 小サイズへ砥石種類交換で研磨なども可能(※基本このサイズは切断のみ)
  • 固定物を挟む口が大きく開く、かつ安全カバーがチップソーのようにないので理論的には切断物をスライドすることで、かなり大きなものも切断可能(やけど注意)

 

デメリット

  • 切断に多少時間がかかる
  • 火花が凄い出る
  • 切断面がチップソーより汚い
  • アルミ・樹脂パイプなどが苦手
  • 重たい

という所になります。
「切断機」ですが、元が「削る」メインのグラインダーから来てるので切断面と時間チップソーとは違いがでます。

※砥石ベスト回転4000rpm程度がほとんどです。さらに2000rpmまで落とした低回転トルク型などもあります。

 

チップソー(鉄用・サーマル・タングステン・ダイヤモンドチップ等)

こちらは「切る」。

チップソー切断機の特徴は大まかに以下です。

メリット

  • 切断面が綺麗
  • 砥石の4倍速い
  • 火花が少なく安全
  • アルミ・樹脂パイプなどもサクサク
  • 軽い10kg以内のものが多い

 

デメリット

  • 替え刃がサイズ次第で超高額
  • 大型サイズもありますが、砥石タイプの5~10倍とかなりの高額(本体も替え刃もどちらも)
  • 低価格帯では細身金属のみ

 

※チップソーベスト回転5000rpm程度以上がほとんどです。

 

 

金属を切るためであり、木材「も」切れる卓上工具

バンドソー

 

これは実は知らない工具でした。
ツイッターで詳しい人が教えてくれた工具で調べると面白いものでした。
切断面も綺麗で、ことごとく評価も高いですね。
教えて頂いた方も、もしチャンバーなどをカットするならこれを使用するそうです。

しかし!!

調べると結構割高になります^^;クルシイ
固定方法も、「平板式」と「チェーン式」になっていてチェーン式の場合多少のゆがみ程度なら固定できるそうです。

良い!切断できる外径は工具の図の枠内になりますが、普通に10cm以上のものもあり、高速切断機と変わらないのにディスクがないのでコンパクト。
レビュー見ても明らかに評価が高いのばかりなのが分かります。

メリット

  • バンド交換で木も可能
  • 切断面が綺麗
  • 音が他の切断工具よりも小さい
  • 火花がでない

 

デメリット

  • 他切断工具より高価
  • 他工具よりも頭数が少ない
  • 汎用性イメージが難しい

 

 

木材を切るためであり、金属「も」切れる卓上工具

卓上「スライド」マルノコ

もう丸ノコと謳っている時点で木材用です。
※この項目は自己責任ではき違えないように見て下さい。

費用対効果でも木材カットに関しては金属切断機よりも、基本的に性能が価格に比例しすぎます。
なのでここは無名DIY用でケチるとかなり後悔します。
最低ラインでも国産低価格が良いと分かりました。

どうせなら圧倒的に幅の広がるスライドは外せませんのでスライド丸ノコ一択となります。

候補はこれですが、刃次第ではもちろん金属もカットできます。
※押さえ方が木材と金属ではことなりますので注意が必要。
精度も最低ライン保ちながら部品替え刃も豊富なのが特徴です。
アルミ・塩ビ管など負荷と時間のかからないものには、気兼ねなくかなり使える。(らしい:引用レビュー)
多くの物が31cm横カット可能。
HikokiのこれはAmazonでもベストセラーDIYでかなり売れてます。

 

リョービのこんなのもあります。
レーザー付きコンパクト
同価格帯では最安値22cmまでのスライドカット
コストパフォーマンス人気からリョービのプロ用は他社のDIY用と同価格帯で購入できます。リョービ公式でみてもこれもかなり売れてるらしいです。
気軽に取り出してパパッとできる魅力は惹かれます。
※ウエダ金物店で検索したら分かりますが、上記Hikokiのものより多分売れてます。レビュー数80に対して評価5中の5は半端ないです。

写真のレーザー位置を見るとわかりますが、多分金属切ると焼ける可能性もあります。
31cm幅のものをスパンスパン切る事はないので、22cmまでスライドカット可能なこれ欲しいな~と思ってます。
※多くが尺に合わせて作る中、簡単に持ち運びできる重さとコンパクトさ、そしてレーザーは魅力です。

 

 

海外安価品:2万以下チップソー相場品では共通してデメリットがあります。

メリット

  • 圧倒的に安い
  • 1万円代でレーザーが付いているものがある
  • 木だけでなく金属も切れるものが多い(安全カバーが金属なだけ)

 

デメリット

多いのが以下、

  • 斜めカットのメモリが適当
  • 押さえばねが異常に固い
  • 替え刃の内径が海外基準で手に入りにくい
  • 替え刃が高い
  • どこで部品替え刃良いか分からないので使い捨て

良し悪しは商品によってありますが、木材に関してはDIYレベルなら現状Hikoki一択レベルではないかと思っています。
動画では新興製作所の卓上スライド丸ノコで単管金属カットしてる動画は結構あります。

 

 

大型直径の物を切るための卓上工具

大型の径を切るならやはり高速切断機になります。
チップソー型ではDIYタイプは売ってませんので例えば12cmのパイプを切りたい場合は高速切断機となります。
チップソーでは4cmタイプが限界なので切断物の方をひっくり返してと繰り返し切っていくことになります。

代表的なのは355mmタイプとなりますが、40cm越えのものもあります。一気にDIYレベルの金額ではなくなります。

355mm大型タイプ

大型になるとある程度信頼のあるメーカーでないとブレが出やすい事が分かりました。
ディスクが大きい分わずかな芯ズレで大きなブレが生じます。
DIYレベル専門のシンコーでみると酷評度がわかります。
最安値でまとめていくとこういうことになる事が分かりました。

という事で一つで全てをオールマイティにするのは不可能ですが、しいて言うなら!

安全カバーが溶けるの覚悟で、スライド丸ノコの刃を交換することで全てに対応できます。
※ただし危険を伴うので販売してないわけで自己責任となります。

 

 

ひろぱぱが購入した金属「も」切れる切断機はこれ

いや~本当に難しい。
ツインカッターやグラインダーなどは持っているのであくまで卓上タイプで絞りましたが、やはりHIKOKI(旧:日立工機)製orリョービかなと。
マキタの方が高いからなのですが、スライド丸ノコは決めやすかったです。

●スライド丸ノコ

木材専用品です。
木材・金属療養タイプではないのですが、物理的には刃をチップソーに交換する事で出来ます。
が、メーカーはもちろん木材専用で謳ってますので、レーザー部分熱で壊したくないし木材専用にしましょう。
こいつのコンパクトさと切れ味と精密さはかなり評価できます。

 

切断してみました。

 

 

●高速切断機(砥石)

305mm(約15kg)サイズor355mm(約17kg)サイズで悩みましたが、どちらも重い。
小さい方が持ち運べるし~なら色々選択の余地ありましたが、ここは問答無用で「大は小を兼ねる」方式で355mmにしました。
消耗品の砥石の価格が変わり過ぎれば考えますが、変わらずどちらも安いです。
ここがチップソーとの大きな違いですね。
このサイズのチップソーだと約10倍の価格で一枚1万円超しです。

綺麗な切断面で切る必要が無い場合はチップソーは不要なので何気にこいつがめちゃくちゃ活躍してくれそうな予感がしてます。
最大12cmの物が切れるので単純に単管でいうと2本以上です。(単純理論で一本づつ切りましょうw)

HiKOKI(旧日立工機) 高速切断機 金属用 砥石径355mm AC100V FCC14ST

HiKOKI(旧日立工機) 高速切断機 金属用 砥石径355mm AC100V FCC14ST

18,245円(04/25 09:26時点)
Amazonの情報を掲載しています

切断してみました。

 

正直この2つがあれば、「ひろぱぱの生活圏内の範疇では」切れないものはないのではないかと思います。

ええ。勝手に(笑)^^

予算を他にも色々あって10万円と決めてるのでお財布との相談も必要です。
今回はブログの実験の為だけなので頑張った方ですが、知恵をお借りしながらもかなり悩みました!

悩む理由は冒頭書いた通り、「予算・今後の使用率・DIYレベル」等などの兼ね合いがあるからです。
とりあえず海外製の制度の悪さと、部品調達、消耗品の手に入れにくさなどは理解できました。

届きました♪ 使用感などはまた!

 

いや~色々あり過ぎて迷っちゃいますよね

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