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今日は久々の解体案件です。
いわゆる2枚刃式のデュアルチップソー切断機の威力と安全性なのですが、今回は安全性に特化した紹介を作業を通してしたいと思います。
工具好きなら見た事はあると思いますが、切断機なんて高速大型切断からグラインダーからチップソーからバンドソーから色々ありますよね。
その中でも用途が異なりますが、バンドソーに並ぶ安全性の高さと言われているダブルカッターを使用しての解体作業をします。
ダブルカッターの特徴|丸ノコ・グラインダーとの比較
メリットデメリット含めて全特徴ですが、意味が解らない場合は動画参照下さい。
丸ノコやグラインダーを踏まえた違いは以下。
◎メリット
- 分厚い箇所でもいきなり刃を落とせる。
- 刃が二枚刃なので切れ幅が大きくなる。
(片方が正転・片方が逆転刃) - 資材(切断物)の途中からでも刃を入れれる。
(丸ノコのように端から入れなくても安全) - 両用刃の使用で金属・木材関係なく切断可能。
(気づかずに金属に当たっても安全。・クギ・ボルト・鉄板等) - チップソーなのでグラインダーよりも速い。
(グラインダーの方がコストパフォーマンスは良い) - 引き切りが可能。
(どうしても引かないといけない時等、手前に引きながら切断可能) - 資材側の粉じんが対グラインダー比で少ない。
(刃に関しては砥石では無いので粉じん無しに等しい)
切れポイント①
切れポイント②
切れポイント③
切れポイント④
切れポイント⑤
切れポイント⑥
×デメリット
- 綺麗な切断面用には技術と刃厚の逆算がより必要。
- チップソー刃なのでグラインダー比でランニングコストがかかる。
私の使用感からするとこれ位ですね。
ただし、グラインダーや丸ノコよりもマニアックな商品ですよね?
出番が少ないのはデメリットの一番に書いてる綺麗な切断面用には技術が要るからです。
逆に言うと解体や、大きなぶつ切りや、粉砕には抜群に威力を発揮します。
※現実的に年末にかけて(大掃除)等で良く売れているとの事です。
ダブルカッターで解体
実際に解体できるものはハッキリ言うと何でも可能です。
※注意点としてゴム系には注意とコツが必要(回転工具全て)。
私が依頼でした事あるのは「バイク・車・自転車・タンス・プリンター・パソコン・テーブル・椅子・ロッカー・ベッド」等々ですね。
もちろん効率や更に安全性高める為に別工具も同時使用する事なんかもありますよ。
当然綺麗にも切れますが、最大のメリットは二枚刃による粉砕力ですのでそこの勘違いが無ければ使い方によって最強の工具にもなります。
山真製鋸(YAMASHIN) ダブルカッター オールマイティー 2枚刃式チップソー切断機 W-90
これが私が使用しているデュアルチップソーです。
引っかかる場合はモーター止まる設定で安全性も高いですがパワー不足感じる場合は、資材に対して垂直入れをきちんとしてあげるとズバズバカットできます。
外径125タイプもありますがそちらはそこそこ値段しますね。
●ダブルカッター|W-90(外形90mm)
●ダブルカッター用替え刃|W-90(外形90mm)用
替え刃に関しては2つ同時交換しないと危険ですのでご注意下さい。
※長期保管する時は刃にドリル用オイル塗るか、ロウ塗りをしておきましょう。
●粉じんマスク:スリーエム社防塵マスク3753
※必須です。塗装や溶接や解体する人はご存知ですが、高グレードマスクしてない場合は肺がチクチクして本当に危険ですので重々ご注意下さい。
※産廃の人は勉強しますがアスベストなど病気症状が発生するのは蓄積された10~20年後です。
粉じんマスク:必ず参照
実際の解体動画
今回のカットはバイク用ボックス3つで紹介しましたが、次回は椅子でもしてみたいと思います。
