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台車用のスロープを造りました。
倉庫から部屋への移動での段差で移動が出来ないのでスロープを造りました。
重量としては最大で300kgレベルのものまで積むこともあるのですがスロープの角度が急だとこの重量の場合、まず台車移動は出来ないので頭を悩ませていました。
シーズンまで使用しないお店道具やら廃材などを奥の部屋に出し入れしたいのですがなかなかの重労働。
この段差で、かつ室内規格サイズのドア幅での荷物在りきの行ったり来たりは正直キツイです。
外用とかだと市販でもありますが、室内用は意外に無い事が分かったので造ってみました。
スロープ自体は軽い荷物が多い場合は2×4材・重量物が多い場合は2×8材お使用すると良い事が分かりました。
手前の段差だけではなく、中のくぼみ、さらに奥のドア枠段差とありコンクリートを流すわけにもいきませんので面倒な作業になりそうです。
ポイント
まずは中のくぼみ部分の埋め作業
上述通りコンクリートを流すわけにはいかないので適当に木材をハメて良い感じのものないかなと探していると普通に2×4材がピッタリでした。
2×4材自体が規格サイズなで、家や倉庫も特注してない限りほぼ規格サイズなので何か当てはまるのはほぼ当然ですが、これで安く済みそうです。
まずは完璧な水平を取る事はできませんので、地面部分を綺麗にしていきます。
コンクリートのダマが固まってたので、ハンマーで砕いて掃除。
余り物ですが、2×4材は一本数百円と安いのでこれが使えるのは助かります。
- 横に並べて埋めて、ピアノの鍵盤ようにするのが良いのか?
- 縦に並べて最小限のカットで埋めるのが良いのか?
とりあえずカットしまくって。
縦で埋めることにしました。これで内側くぼみ部分の手前はピッタリです。
次は出入り口の手前を考えていきます。
台車用スロープ高い段差用20cm以上
重量物移動があり段差が階段のように高い場合は、スチール(鉄)を使用しないといけないでしょう。
これはスチール材を購入してプレスと溶接で造ろうと思ってました。
しかし材料を調べていると購入した方が安い事がわかり手っ取り早く購入しました。
これで4000円でした。
レール加工もされてるのでプレスも必要無く耐荷重350kg(1本)。
台車用なので2つ使用しますので700kgまで耐えれます。
この強度で曲げの強度を測りながら造るのは”私には不可能で”、かつ、買った方が安い場合は流石に買います。
次は奥の段差を考えていきます。
強引にすれば台車は通るレベルになりましたが重量物の場合は不可能です。
台車用スロープ低い段差用6cm程度
こちらはジョイステップなど外用のスロープもありますが奥行きが短かったり、1cm程度サイズが合わなかったり幅がいまいちだったりしてピッタリが無い事が分かったので要らない足場材で造りました。
とりあえず71cm幅にカットして。
奥と手前で必要なので、2本造ります。
クランプで端っこ側をガンガン固定していきます。
木なので、接点の小さいタイプのクランプはギュウギュウにすると凹むので数で固定力を稼ぐ感じです。
あとは電動カンナの出番です。
ダイヤルで刃の出幅を”1mm”にしてあげればマッハです。
仕上げの場合は”0.1mm”などorサンダーですればスベスベになります。今回は綺麗さを求めないのでしません。
クランプがあるので上までは出来ないので、ある程度で逆向きにします。
ポイント

これが全て空中に舞いますのでお気を付けを。
リョービ電動カンナ”ML-83S”とマキタ集じん機”M442”の場合、アダプタ不要です。
一つ出来ました。
同様に全く同じのをもう一つ造りました。
設置してみました。良い感じです。
段差解消スロープの完成
100%不可能だった200kg~の移動が台車で出来るようになりました。
最後にこのゴムマットを被せて完了予定でしたが無くても全く問題なく荷物移動可能でした。
※ゴムマットを上から被せると、釘やネジで固定出来るので安全です。
スイスイになりました♪
(重量物の場合はスロープをアンカー固定しないと危ないので注意。)
追記:2019年6月22日【完成】
無くても問題有りませんでしたが、ゴムマットをカットして設置。
やはり音がなくなって、さらに一気に安定しました。
20cm高の場合、金属側スロープは100kg以上の荷物の場合、レール付きでないと危険ですのでご参考に。
今回の台車用段差解消スロープ作成で使用した工具
●金属スロープ
入り口側は強度を考えてこれに決定しました。1本の耐荷重が350kgあります。
<送料無料 左右2枚セット>段差解消スロープ HSPシリーズ 幅180mm 耐荷重350kg 適用段差目安 300mmまで HS...
●電動カンナ[必須]
2018~2019年DIYでは一番売れている電動カンナです。
●集塵機[必須]
名機ですね。2015年あたりからのロングセラーとなりつつあります。
8Lタイプでも電動カンナを使うと2回は取り換えが必要。(=家庭用では無理)
中の粉塵ミクロフィルターは洗い可能な為、低コスト。
湿乾両方集じん機(掃除機)です。
●粉じんマスク:スリーエム社防塵マスク3753
※必須です。塗装や溶接や解体する人はご存知ですが、高グレードマスクしてない場合は肺がチクチクして本当に危険ですので重々ご注意下さい。
※産廃の人は勉強しますがアスベストなど病気症状が発生するのは蓄積された10~20年後です。
粉じんマスク:必ず参照
●スライド丸ノコ[あれば便利]
あるとめちゃくちゃ便利という程度ですので丸ノコでも構いません。
コンパクト設計ならではかつ、レーザーポインタ付きです。
今回の台車用段差解消スロープ作成の作業動画
今回の作業動画です。
ゴムマットは追記分なので動画にはありません。
ちなみに金属スロープをDIYしなかった理由はこちらです。
もともとバイク用に作ろうとしたものですが、作らない方が良い理由を書いてます。
注意ポイント
