工具等

スズキットアーキュリー80ルナとAP半自動溶接機|悩む!比較!

2019年3月9日

前回溶接機が欲しいな~という記事を書いて用途や便利さから100v直流の半自動溶接機というところまで絞り込めました。

 

ポイント

※ただしまだ200Vも検討しています。

やはり引っ付けたいのか?溶接したいのか?の問題がまだあります。
小物などを強度度外視して引っ付けたいなら100vで良い事は分かりました。
溶接して強度や振動にも耐えうる安全なものを作りたいなら200vが必要との事も分かりました。

とりあえず今回は100V溶接機ならで絞ります。

その中で出てきた候補としてトップ人気の2つ。

  • スズキット 半自動溶接機アーキュリー80ルナ
  • アストロプロダクツ(AP) 直流半自動溶接機

というところまで絞りました。

どちらも多分引け劣らずの家庭用では人気溶接機です。
パワーの方も変圧器に繋ぐことにより申し分ない性能でした。

ということでこの2つをもう少し見ていきたいと思います。

 

スペック:スズキット半自動溶接機アーキュリー80・AP 直流半自動溶接機

スズキット アーキュリー80

  • 家庭用100V/15Aから使えるノンガス専用半自動溶接機。
  • 入力容量:2.5KVA。定格無負荷電圧:25.5V。定格出力電流:75A。定格使用率:20%。
  • ステンレスのノンガス溶接が可能となり、軟鋼・ステンレスと2種類の金属のノンガス溶接が可能です。
  •  高圧ガス不要。100V電源があれば溶接出来ます。
  • 使用率オーバー防止機能。
  • 余裕の使用率20%。強制ファン内臓。
  • トリガーを引かないと、ワイヤに通電しない安全設計。
  • 極細ノズル標準装備 SUZUKIDが独自に開発した新設計ノズル。溶接ポイントが見やすく、角スミ溶接に最適です。
  • 無段階の出力電流調整とワイヤスピードがひとつのダイヤルで可能です。
  • 別売りのリアクターボックスを使用することで0.8mmからの薄板溶接が出来ます。

 

AP 直流半自動溶接機

    • 本体サイズ:W410×D240×H395mm
    • 重量:22Kg
    • 電源:AC100V/50-60Hz
    • 定格消費電力:2kw
    • 定格一次電流:27.5A
    • 定格二次電流:25A-75A
    • 定格使用率(MIN1):100%、(MIN2):60%、(MAX1):28%、(MAX2):15%
    • 溶接可能材質:軟鋼、ステンレス(※板厚1mm以下の極薄板のみ使用できます。)
    • 溶接可能板厚:約0.8~5.0mm
    • 付属ワイヤー径:φ0.8mm・付属チップ内径:φ0.8mm・付属の溶接面、遮光度#10・6ヶ月保証対象品

ぱっと見大きな違いはないようです。
次に溶接できるものは鉄・ステンレスと変わりないですが、薄板0.8mmに対してはアーキュリー80は別売りリアクターが必要と書かれていて、0.8~3.2mmまでの溶接が可能と書いています。APに関しては0.8~5mmまで可能とだけ書いてます。

大きな違い

次に電流調整ですが、アーキュリー80の方定格電流75Aの使用率20%で無段階の出力電力調整に対して、APは一時電流27.5A・二次電流25-75Aかつ電流調整が4段階できます。
これはぱっと見アーキュリーの方が高性能ですよといっているように見えますが、アーキュリーはワイヤースピードと電流調整は連動しているそうです。
つまりワイヤー送り出しを遅くして電流を強くは出来ないそうです。(アーキュリー80:ワイヤー遅くすると電流も自動で小さくなる)
一方APの方は、ワイヤー速度を調整しながら4段階の電流調整が出来るそうです。(AP:ワイヤー送り出し遅くしながら電流を強く出来る)つまりAPは板の厚さと種類に合わせて4種類の調整ができます

ん~性能としてはAPの方が融通が利いていきそうな感じがします。
実際色々調べてみるとAP半自動溶接機の方が機能面は上だそうです。

ただし、アーキュリー80は安全面ですぐれていて、トリガーを引かないと通電しない設計や、上記の自動ワイヤー連動電流調整もとことん初心者の為に考えられている仕様らしいです。

余計に難しくなったじゃないか。

しかし、例えばですが自分が1.5mm程度の鉄板をくっつけたいとします。
APの場合プロの人や経験豊富な人はすぐ調整できるのでしょうがワイヤー速度しながらベストな電流調整はできるだろうか?
調整が出来るがゆえ、この心配があります。

アーキュリーならワイヤーの送り出しが早いか遅いかだけ決めれば良いのでその辺は素人安心感がかなり強いですが溶け込みは不明です。

 

動画見てみた:スズキット半自動溶接機アーキュリー80・AP 直流半自動溶接機

かなり売れてるアーキュリー80ですが動画が少ないですね。
素人の私はこの辺参考にするのでどうがでは完全にAPに惹かれてしまいました。

スズキット アーキュリー80

めちゃくちゃあると思ってたのですが意外に少ないアーキュリー80の動画です。

板を溶接している動画です。

 

これはワイヤー取付方法までありますがビートのみです。

 

AP 直流半自動溶接機

これはアストロの人の動画のようですね。めちゃダメだしコメントくらってますw
この人は左から右へ流してますが、アーキュリー80のミナト工業の方は右から左。
半自動は右からが基本だそうです。勉強なります。

 

実際の購入者の方の作業。こういうの良いですねとても参考になります。

 

切断したか切れたサイドバンパーの溶接。凄い><

 

ん~アストロの方が実演ではなく実際買った人の動画があるので分かりやすいですね。
にしてもどの方も見たところトランス変圧機を付けていない動画のようです。

これが変圧器(昇圧)アストロの方はこれみると使えるかなっていう動画です。
毎日仕事で溶接をしている人の100vアストロ半自動は使えるのかという動画です。

引用元:http://diydourakutetsu.web.fc2.com/kosaku/welder_100V/100v_weld_03.html

やはり実際のプロの人の販売ではなく実際購入した人の動画は分かりやすいですね。
これで100Vならの決断ができました。

 

ひろしぱぱ結論|100V溶接機ならこれ

ひろぱぱ的には上記理由から、やはり調節性能が高いアストロプロダクツの半自動溶接機です。
100Vで買うならAP半自動溶接機を買うと思います。
※ただし100vならの話です。

●アストロプロダクツ: 直流半自動溶接機

【アストロプロダクツ】AP 直流半自動溶接機

【アストロプロダクツ】AP 直流半自動溶接機

38,390円(10/05 21:36時点)
Amazonの情報を掲載しています

スズキットアーキュリー80ルナ2もアストロプロダクツ半自動溶接機も、どちらも家庭用100V半自動溶接機の中ではトップレベルの人気です。
アーキュリー80はダメとかではなく、用途が小物雑貨造りとかにはとても良い気がします。
私はしないので必要ないかなと。

 

結局一番悩むところに「本当に100V溶接機で溶け込むのか?」という疑問がしたことないのでず~っと頭から離れません。
レビューではかなり良い事書かれていますがそれは実は違いに気づいていないのではという気もします。

「引っ付く」「溶接」の違いに。

これあれですが、こうやってず~っと悩み続けて終わるパターン(笑)。イカン(# ゚Д゚)!

関連記事

-工具等
-,