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今日は余り物の廃材でダクトレールをスタジオひろしの天井に付ける作業です。
アームライトはOS047254を使用で、これがめちゃくちゃかっこいいんですよね。
元々がプラグコード式ではないので電線を別に用意してからの作業となりました。
理解しておかなければいけないのは電気関係の法律と免許についてですが、建物側・壁中・コンセント関係などの配線には必ず電気工事士の免許が必要です。
※もう一つコンセント用コードプラグ(差し込む側)を改造するのも違法となります。
照明側に関してはDIYが認められています。が、器具が壊れた場合や火災が起きた場合などはもちろん保障外です。
やる事は非常に簡単です。が、どちらにせよ”簡単=適当”ではありません。
だからこそ慎重に作業しましょう。
ちなみに不要な延長コードを使用して電線確保しましたが別に電線を購入してDIYも可能です。
今回はまずはプラグ式ダクトレールにして、使ってみてから使い勝手を判断したのちに、見た目用の天井裏配線工事をしたいと思います。
分かりにくい場合は最後に動画もあります。
ダクトレールライティングをDIYする前に
必要なもの
- ダクトレール(配線ダクト本体)
- フードインキャップ[電源キャップ]
- ダクトレール用ライトorソケット
- 電球
- 必要に応じて:エンドキャップ・ジョインタ(直線・L型)
- 必要に応じて:電気コード
です。「最低限ダクトレール」・「フードインキャップ」・「レール用ライト」・「電球」があればOKです。
ただしプラグ型にするのか、天井裏や壁中配線(要免許)にするのかによって電気コードの必要の有無や長さが変わってきます。
天井確認
天井の種類によって付け方が異なります。
木や鉄骨むき出しの場合はそのまま打ち込めますので簡単ですが、石膏の場合はアンカーを付けてもポロポロともろいので注意が必要です。
今回は石膏ボード天井でしたので、めくるとアルミ骨で張り巡らさせています。これにネジ打ちしてボードは止まっていますのでそれを利用します。
つまり石膏ボードの場合:天井を剥いだり加工するのではなく、石膏ボード天井のネジに合わせて、レール側の穴を加工するという事です。
ダクトレールライティングをDIY組み立て
フードインキャップの取り扱いと組み立て方法
基本的には設置関係は簡単なので「フードインキャップ」のみが慎重作業がいるだけです。
プラスドライバーで”フードインキャップ”のカバーを外す。
アースネジがいきなり見えます。その横に電線口があります。
真横から見ると2つの電極穴が見えます。
電線を用意します。
※家庭用100vコンセントを使用するので、必ず電圧100v~125v線を使用。電流は1500MAタイプ。(今回はいわゆる一般的延長コードを使用)
皮膜を剥いで綺麗に剥きます。
銅線を切らないように注意。
もちろん2本ともです。
次は”棒型の圧着端子”を使用します。
銅線をよじって通して、頭2~3mm程度出します。
”圧着ペンチ”で圧着します。
※必ず専門工具を使用する事。
もちろん両方ともしっかり圧着します。
”絶縁キャップ”をしっかり奥までハメます。
皮膜コード単品を使用してるわけでは無いので銅線が長くなってます。
2つの線が絶対に触れないように、”絶縁テープ”を巻きます。
2本間の間の又部分はふんどし巻きをします。
リバースボタンを押しながら差し込みます。
リバースボタンは初動さえ入れば、あとはラジオペンチでグイっと奥まで押します。
”電線のぞき穴”から見えるまで押し込みます。
何度もチェックして完了です。
元通り蓋をします。ネジもしっかり締めます。
最後に、電気コードに負荷がかからないようにカバーの溝をペンチでカットします。
天井取付の際は、”プラグ型の場合”この溝にコードを通します。
天井埋め込みの場合は不要です。
これで完了です♪
レールと繋ぐと、レールの先まで電気が流れるようになります。
あとは天井に取り付け作業があるので”フードインキャップ”は最後に取付をします。
天井への取付
耐荷重は50cm幅でネジ止めした場合、18kgとなっています。
5キロ以上の重量物つけることもありませんので充分な安全基準は確保できてます。
ちなみに30cmごとに3つほどレール側にネジ穴を開けるので更に安全です。
私はGoproなどのカメラアームも付けたいので念の為3点止めにします。
穴あけ箇所をレールに印付けます。
ドリルで印付けたところを穴あけします。
あとは天井ネジを外します。
(※上述した通り今回は石膏用天井ネジを利用します)
その外したネジで、レールを取付。石膏ボード裏のアルミ骨組にしっかり食い込むのでがっちり安全です。
3カ所とも止めてレール完成。
穴あけもボール盤使用してるので寸分の狂いもなく訂正なく一発完了でした。
”フードインキャップ”を付けます。横からスライドさせるだけです。ハメたらネジをしめます。
逆側は電気は関係ないので”エンドキャップ”を付けます。
私は持ってないのでフードインキャップで蓋をしました。
出来上がりです。
最後にダクトレール用ライティング器具を取り付けます。
とりあえずタッカーで仮止めしてと。
現段階はプラグコード出してますがしばらく使用してみて、冒頭書いた「レール本数」「配置」など本当にこれでOKなら天井内配線に切り替えて綺麗に完了です。
もちろんだらんとなっているコードを壁際へモールして完了でもどちらでも構いませんが。
スッキリ!です。
良いですね♪
これはアームを改造してクリップ型にしたり、ディフューザーライトつけたりと出来ます。
ほんとうはディフューザー付きライトを設置しときたいくらいあるのですが、その場合使用しない時、影になるのでこの状態で完了です★
今2本のライトアームですが、もう一本真ん中にクリップ型を付けて、真上からの俯瞰撮影用にGoproを付けたり一眼を付けたり出来るようなオールマイティアームを付ける予定です。
※このアームは500円以内でホームセンターで出来ますので後日UPします
耐荷重に関しては50cm間隔2本ネジで18kgまでとありますが、30cm間隔3本ネジなのでより安全に仕上がりました。
今回のダクトレールと物撮りライティング用照明取付に必要な部品と工具
部品類:
●ダクトレール(ライティングバー)
業販の東芝を使いましたがわざわざ高いの使わなくてもこれで良いです。
天井なんて誰も三脚使って登って見ません。見たらそいつは異常者です。
●フードインキャップ[電気側]
これは必須です。電気の通り道というよりも入り口です。
●エンドキャップ[フードインキャップの逆端]
私はフードインキャップが2つあったのでそれを蓋にしたのですが、買うなら逆側はこれが安上がりです。
●棒型圧着端子
電線とフードインキャップの挿入をより確実に安全にするための端子です。
●OS047254 オーデリック
今回はオーデリックのシングルアクションの業務用アームライトを使用しました。
工具類:
工具は穴あけしない人は特に無くても大丈夫です。
※ただし、ドライバーと電工ペンチは必須です。
●電工ペンチ
皮膜出しや、圧着するために使用します。
私はダイソーレベルの高儀の安物使用してますがやめた方が良いです。安いし精度の良いエーモンにしましょう。
●ボール盤
DIYする人なら安物でも必須の工具です。
手では出せないドリルの鉄鋼穴あけ精度を高く、疲れ知らずで可能になります。
ひろしぱぱのもこれです。安物ですが、その分使い勝手は少々荒く扱えるので重宝してます。売れてます。
●チップソー
レールをカットする時に使用します。
今回は私は使用してません。ディスクグラインダーだとちょっと歪みなどが目立ちます。チップソーだと綺麗にカット出来ます。
今回のダクトレールと物撮りライティング用照明取付作業動画
今回の動画です。
ちょっと電球が壊れていたりアクシデントがあって無駄に長いですが、トラブル対処[電気がどこまできているかチェック方法]などもおかげさまで撮っているので初心者の方にはむしろ役に立つと思います。
せっかくなので見てあげてください。
追記:2019年8月31日
電球が届くのが遅かったですが電球色と昼白色でみるとこんな感じです♪
【左:昼白色】・【右:電球色】