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今日はコイン電池用のダミー電池を作ってみました。
私の身の回りで一番多いのがCR2032(厚み20mm・直径32mm)でしたので、これの近似サイズで造ってみました。
調べると詳しい人でも初めてだと何だかんだ大変という事で、一旦見た目度外視です^^;
問題はきちんと作動するかどうか?
上手くいくとCR2032の公称容量=220mahで使用する単三電池が2000mahですので10倍長持ちする計算となります。
ただ電圧がCR=3~3.7vで、単三電池が1.5vなので2本を直列繋ぎして3vと電圧を合わせる必要が有ります。
ポイント
- CR[二酸化マンガンリチウム]:3v・220mah・一次電池タイプ(充電不可)・二次タイプ(充電可能)
- 電極性について:Wikipedia引用>>
良く色んなサイトでボタン電池にメリットは小さい以外無いと言いますが、その形状からまさに保管方法・小容量(過ぎる)と、いいことが無い。
早速作業開始です。
ボタン型ダミー電池製作
ベースについて
最初から適度なサイズのコイン型絶縁体があるとやりやすいですが、100均で適当なおもちゃのコイン見つけました。【※動画参照】
20mmまで削りましたが、鋼帯を巻くのでもう少し19mmまで削った方が良いです。
プラス(+)端子について
鋼帯を用意して3mm程度にカット。(3mm以下でも商品次第ではOK)
絶縁性ボンドで接着。
工作では活躍する二液性エポキシ樹脂タイプが協力で絶縁出来て便利です。
しっかり貼り付けて時間を空ける。
はみ出した接着剤で指が引っ付くギリギリまで粘り押さえつけておいて、ベース側にある程度張り付いたら置いておく。
※はみ出した接着剤をパーツクリーナーと爪やスクレーパーで削り取ってピカピカにする。(しないと絶縁されるので綺麗に!)
表面側を鋼帯でつくる。
折り曲げて、側面とスポット溶接をする。(※絶縁ボンド禁止)
これでプラス側完成です。
マイナス(-)端子について
配線を用意して端の被覆カット。
写真はプラス側がこちらを向いてます。
マイナス側は側面鋼帯と接触しない位置。
プラス側から配線を通しマイナス側へ出して。
半田でマイナス線と固定。
絶縁性ボンドでベースとしっかり固定。
最後にプラス側も半田固定。
完成しました
プラス(+)側
側面から表面までぐるっと繋ぐ形です。
マイナス(-)側
側面の(+)と接触しない様に、真ん中に独立させて貼り付けてます。
これで電池交換頻度の高い商品の面倒くささから解放されます(Y0Y)
瞬間的微電流計の商品では長持ちするのがボタン電池ですが、「ブルートゥース系」「センサー音系」には結構使い方次第では消耗早いはずですので、小型化の許容を許せるのであれば単三電池化やコンセント化すると便利かどうかは別にして交換頻度が一気に少なくなります。
ま~メーカーは商品に便利だからコイン電池使用してるわけですので^^;
注意ポイント
※今回は一から造りましたが、そもそもがコイン電池CR2032と単三充電池(私はエネループ)ニッケル水素を直結して良いのであれば超簡単なのですが、異なる種類の電池を合わせる場合爆発する可能性があるので注意して下さい。
※コイン電池は小さいですが、直径50cm~レベルで爆発する事もあるので重々注意下さい。
ボタン型ダミー電池で使用した部品・工具等|※広告・PR
部品類:
3Vで直結設計されてます。CRは3vなので単三電池1.5v使用の場合は、直列2本で3v仕様・スイッチもあり便利です。
工具類:
●はんだこてセット
白光(HAKKO) BLUE SET 電気器具/電気部品用はんだこてセット 40W はんだ/吸取線/簡易こて台付き FX511-01
●作業マット|大サイズ
●スポット溶接機
●二液性接着剤|エポキシ樹脂
ボタン型ダミー電池製作作業動画
今回の作業動画です。